サイクルバッグの選び方のポイント
リュックタイプのサイクルバッグと言っても、ママチャリで乗るときに使用するのに適したものとロードバイクで乗るときに適したものは異なるように、どんな状況で使用するのかをしっかり認識することが大切です。ここでは、サイクルバッグの選び方のポイントを紹介していきましょう。
ポイント①容量をチェック
入れ過ぎはNG
選択の際には、どれくらいの容量が必要かを認識しましょう。容量の大きなリュックは多くの荷物を入れることができますが、あまり詰め込み過ぎると体へ負担が大きくなるだけでなく、走行中にバランスを崩してしまうことも考えられます。
10~20Lまでが適切
目安として、通勤や通学などであれば10L程度、ちょっとしたロングライドなら20Lまでがいいでしょう。もちろん収納する荷物の量によっても異なりますが、サイクルリュックでは大は小を兼ねません。
ポイント②大きさをチェック
小さめがおすすめ
一般的に、容量が大きくなるとバッグも大きくなります。普段使いや通勤・通学ならさほど気にしなくてもいいかもしれませんが、ロードバイクでヒルクライムやロングライドをする際には、なるべく小さめのバッグをおすすめします。
ロードバイクで荷物はどうする?
走りに集中したいときには、体への負担をなるべく抑えることが大切です。そもそもロードバイクでは、ちょっとした荷物はサイクルジャージの背中ポケットやサドルバッグ、ツールケースなどに入れるのが基本です。
多くの荷物は不要のはず
したがって、リュックに入れるのはツーリング中の着替えやレインウェア、ヒルクライムの際の防寒着、またツーリング中に買ったお土産といったものが主となります。こういったアイテムなら、さほど大きなリュックは必要ないでしょう。
ポイント③軽さをチェック
体への負担を考えると、やはり軽量という点も重要です。いくら荷物を少なくしてもバッグ自体が重ければ意味がありませんね。
ポイント④通気性をチェック
サイクリングは汗をかく
リュックを自転車で使用する際の最も大きな問題が、体とリュックが密着する部分の通気性です。自転車に乗ると汗をかきやすく、どうしてもリュックが密着する背中部分が蒸れて不快になりがちです。不快なだけでなく、汗でバッグの中身が濡れたり、集中力が薄れて危険な事態にもなりかねません。
自転車用リュックを選ぼう
一般的なリュックは背中部分の通気性まで考慮しているケースは多くないので、自転車用を選ぶほうがおすすめです。さらに、肩ベルトなど背中以外に体に密着する部分の通気性も確認しましょう。
ポイント⑤装着感をチェック
サイクリングでは意外に体を激しく動かしていますし、坂道などではダンシングをすることもあるでしょう。したがって、リュックのフィット感も重要です。また、肩ベルトやウエストベルトなどでしっかり固定できるようなものもたくさんあります。
ポイント⑥防水性をチェック
突然の雨でも、リュックの中身が濡れないように防水機能の有無を確認しましょう。ちょっとした雨なら撥水機能でも対応できますが、やはり防水機能があったほうがおすすめです。専用のレインカバーが付属するリュックなら、いっそう安心感があります。
その他のチェックポイント
他にも、例えば中に入らない荷物がバンジーコードで外付けできるようになっているものやヘルメットホルダーが備わっているものなど、チェックポイントはいろいろあります。
まとめ
リュックタイプのサイクルバッグは、荷物を収納するだけでなくより快適なサイクリングを可能にしてくれます。ただ、多くのブランドからさまざまな商品が販売されており、それぞれ特徴が違います。したがって、自分の使い方をしっかり認識して、本当に必要な装備・機能を備えているリュックを選びましょう。また普段使いも考えれば、おしゃれという点も欠かせませんね。
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