ミニベロだけじゃない！ターン（tern）のおすすめ自転車を紹介！

ターン（tern）は、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各国で企画から開発、生産までを行う自転車ブランドです。創業は2011年で、「都市生活での快適かつ最適な移動手段」と「スポーツ・フィットネス」を兼ね備えるアーバンバイクブランドとして誕生しました。創業者は世界最大のスポーツ折りたたみ自転車メーカ「ダホン（DAHON）」の創設者の息子です。

ターンというと、ミニベロや折りたたみ自転車がすぐに思い浮かぶ人も少なくなくありませんよね。小径車の購入を考えた時、ターンのミニベロや折りたたみ自転車は必ず候補に挙がることもあってか、ターンで生産・販売しているのはそんな小径車だけと思っている人も少なくありません。しかし、26インチや700cといったタイヤサイズの自転車もラインナップされています。

2015年には、日本人による日本人のための作品を生み出すべく結成された「Kitt design」というデザインチームと手を組んで、日本限定のクロスバイクを発表しています。また、2016年には折りたたまない小型コミューターとしてのミニベロを発表しました。これらKitt designとコラボしたバイクは「ROJI BIKES」という呼称で、日本はもとより世界各国で展開されています。

さらに世界中で注目を集めブームとなっているe-bikeにおいて、ターンは世界最大のユニットメーカーBOSCH社と手を組んで、高性能な電動アシスト自転車を発表、その後もモデルの追加を行うなど、e-bike市場でも人気を集めています。小径車のイメージの強いターンですが、このようにいろいろなカテゴリーのバイクもラインナップしています。

いろいろなカテゴリーの自転車を販売するターンですが、やはり主流はミニベロです。そしてミニベロにも利便性の高い折りたたみ式とスポーティーな2つの異なるタイプがあります。また、キャンプツーリングなどでも活躍できるよう大きな荷物が積める荷台や拡張性の高いモデルなど、さまざまなシチュエーションに対応するモデルがラインナップされています。

ミニベロを販売するメーカーはいろいろありますが、ミニベロ以外のカテゴリーの自転車を扱っていないところも少なくありません。たとえばダホンやブロンプトンといった小径車の定番メーカーや「birdy」が人気のリースアンドミューラーなどでは、ミニベロ以外の自転車の選択肢はありません。

したがって、そのメーカーやブランドが気に入ってミニベロ以外の自転車が欲しいと思っても手に入れることはできません。しかし、ターンではミニベロ以外にクロスバイクやe-bikeも扱っているのでさまざまなタイプの自転車の選択肢がある点も魅力のひとつといえるでしょう。

自転車の基本的な技術や性能が優秀なのはもちろんですが、ターンの主力である折りたたみ自転車に用いられているテクノロジーや設計も特筆すべきものがたくさんあります。たとえば、単純な二つ折りよりコンパクトに折りたためる点や工具を必要とせず10秒足らずの短時間で折りたためる点が挙げられます。

また、フレームを強化し後輪への無駄のないパワーの伝達を可能にし乗り手のパフォーマンスを最大限に引き出す3-Dフレーム、レバーを閉じると自動的にセーフティロックがかかる安全機構など、乗り手と自転車のことを考えたテクノロジーが満載です。

ミニベロにかわいいといったイメージを抱く人も少なくありませんが、ターンの自転車は「すべての人に最高のアーバンコミューターを届けたい」という信念が表すとおり、おしゃれで都会的、スタイリッシュな雰囲気を持っています。また、洗練されたデザインとともに高い走行性能がターンの魅力となっています。

ターンの自転車カテゴリーには、折りたたみ自転車、ミニベロ（小径車）、クロスバイク、e-bikeの4つがあります。カテゴリー別に、それぞれのおすすめモデルを紹介していきましょう。

ターン史上最少サイズに折りたためるのが「BYB」シリーズで、このP8は一般的な20インチタイヤの折りたたみ自転車より30％も小さくなり、ロッカーやクローゼットなどにも収納できるほどです。専用ラックを使用すれば折りたたんだ状態で自立しますし、そのまま転がすこともできます。

BYB P8と同じくターン史上最少折りたたみ自転車ですが、より高い走行性能を持っています。剛性の高いフレームに加えて、ロードバイクにおいてもハイグレードに位置されるシマノアルテグラをメインコンポーネントに採用しています。折りたたみ自転車にも速さを求める人におすすめです。

泥よけやチェーンガードがついている、通勤や通学、街乗りにおすすめのモデルです。また、太めのタイヤが安定感と乗り心地を高めてくれます。ハンドルやポジションをワンタッチで理想の高さに調整できるので便利です。ターンの折りたたみ自転車を始めるのに、価格も手ごろなのもうれしいですね。

ターンの折りたたみ自転車のラインナップの中でのフラッグシップモデルといえるのがこの「ヴァージュX11」です。コンポーネントは1×11速のスラムのX1に少スポークの軽量451ホイール、シマノ製油圧ディスクブレーキ、さらにさまざまなテクノロジーを駆使して、折りたたみ自転車ながらスポーツバイク並みの走行性能を誇ります。

「世界で最もメンテナンスが不要なフォールディングバイク」と評されるモデルです。カーボン製ベルトドライブにより一般的な自転車のようなチェーン注油は必要ありませんし、走行中にズボンの裾を汚す心配も不要です。また、軽量で駆動音は動いているのを忘れるほど静かです。泥除けやキャリアが標準装備されているので使い勝手がいいのも大きなポイントです。

ターンを代表するVergeの中で圧倒的な人気を誇るN8は、560mmのハンドルバーと350mmのハンドルポストを搭載した日本人の体格に合わせたセッティングで、スポーツバイクビギナーも中短距離のスポーツ走行も楽しめます。スタイルもフレームの曲線が美しく、フレームカラーも6色と豊富です。

「アーバンスポーツクロスオーバー」と銘打ったミニベロロードです。街乗りだけでなくロングライドにも適した、攻撃的で美しいホリゾンタルなシルエットが利便性とスポーツを融合させています。通常のミニベロよりハンドル位置が高くなっているので、ミニベロ特有のハンドリング時のふらつきが少なく、安定したコーナリングが可能です。

大きなリアラックが特徴的なカーゴバイクです。見た目は武骨でゴツいルックスですが、街中で目を引くことでしょう。サブバッグやフロントラックの取り付けなどが簡単にできるなど拡張性が高いので、標準装備の大型リアラックと併せてアウトドアでも活躍するはずです。

サイズは4つ、ホイールサイズは650Cと700Cの2種類という展開により、日本人の体格や個性をフォローするスタイリッシュかつスポーティなルックスのクロスバイクです。長めのコラムでアップライトなポジションになる一方、スペーサーの入れ替えで前傾姿勢が取れます。フロントシングルながらワイドなリアギアにより24段変速の約71％のカバーが可能です。

電動自転車モデルの多くが採用するドイツのBosch製のドライブユニット搭載の折りたたみ式e-bikeです。通勤・通学、買い物や街乗りに電動アシスト自転車として活躍するのはもちろん、10段変速のギアによりロングライドもラクラクOKです。リアキャリアの取り付けも可能で、たくさんの荷物も運べます。

折りたたみ自転車やミニベロといった小径車ブランドのイメージが大きいターンですが、タイヤ径の大きなスポーティモデルもあり、それぞれスタイリッシュで魅力的です。小径車から折りたたみ、クロスバイク、さらにはe-bikeまで、おしゃれでカッコいい自転車を探しているならターンは要チェックですよ。