クイックリリースの交換方法
今回の記事では、クイックリリースの扱いに不慣れな初心者さんへ向けて、クリックリリースの扱い方のお悩みを解決します。具体的には、
- クイックリリース交換①取り外し方
- クイックリリース交換②取り付け方
- クイックリリースを交換の3つのポイント
クイックリリースの交換方法について
クイックリリースというパーツは、自転車に付属されているパーツの為、クイックリリースを交換するときは、クイックリリースの取り外し→交換→取り付けといった手順になります。
クイックリリースは、初心者の方だと普段はあまり触らないパーツですが、しばらく触れていないと、路面走行中の下から突き上げる衝撃や、土ホコリ等が付いて、クイックリリースレバーが硬くなり開かなかったり、クイックリリースの締めつけが、ゆるくなったりする場合もあります。
クイックリリースの正しい扱い方を覚えよう
このクイックリリースというパーツは、正しい扱い方を知らないと、
- 大事な自転車に傷がつく
- 無理に取り外そうとして指や手など自分がケガをしてしまう
- フレームからホイールが外れ、事故を起こしてしまう
クイックリリースの交換①取り外し方
最初に初心者によくあるクイックリリースが「うまく外せない!」「どのように外すの?」について解説します。
クイックリリースレバーを開く
クイックリリースを外すときは、クイックリリースレバーを開くことから始まります。
開き方①タイヤレバーを使う
主にパンク修理などで使うメンテナンスパーツですが、タイヤレバー自体が硬めの素材なので、このタイヤレバーを、クイックリリースレバーとの間に挟みます。
クイックリリースレバーと、自転車のフロントフォークの間にタイヤレバーを挟んで、てこの原理でタイヤレバーを、手前に動かしてあげると、簡単にクイックリリースレバーが開きます。この時タイヤレバーは、自転車のフロントフォークに傷がつかないように、無理に力を入れずに、ゆっくり動かしてください。
開き方②六角レンチ(アーレンキー)をつかう
自転車のメンテナンスによく使われる六角レンチ(通称:アーレンキー)です。主にねじを回す目的で使いますが、クイックレバーが開かない時にも使えます。
このようにクイックレバーとフロントフォークの間に、六角レンチを入れて、無理に力を入れず、六角レンチを、自転車の外側へゆっくり動かすと、簡単にクイックレバーが開きます。
開き方③シートポストを使う
すこし手間な方法ではありますが、どうしても身近に使えそうな道具がないときに、シートポストを使う方法もあります。
クイックレバーを、シートポストの筒の中に入れてしまい、シートポストをそのまま自転車の外側へ動かせば、簡単にレバーが開きます。ただこの方法は、使ったシートポストをもとに戻すという手間と、シートポスト自体も傷がついてしまうこともあるので、使えそうな道具が無いときの最終手段として、考えておいた方がよいです。
開き方④作業する上での注意点
どの方法も道具を使って作業をする為、自転車のフレームに若干でも力がかかってしまいます。ウエスなどでフレームを保護しながら、作業ができれば安心です。また力まかせにレバーを動かす方法を取ってしまうと、自転車のフレームに傷がついたり、フレーム自体の破損、自身が怪我を負うことにつながる恐れがあります。
クイックリリースナットを半時計周りで回し緩めていく
クイックリリースレバー開いたら、片方の手でレバーを留めて、もう片方の手はクイックリリースナットを反時計回りに回していきます。反時計回りに回していくと、いずれ空回りするので、クイックリリースナットとスプリングを、落とさないように気を付けながら、クイックレバーを横に引っ張り、取り外し作業完了です。
続いて、クイックリリースの交換②取り付け方を紹介!
出典:ワールドサイクル