ロードバイクにチェーンオイルって必要？オイルの種類や選び方から注し方まで解説！

ママチャリやシティサイクルなどの一般的な自転車のメンテナンスを、日ごろからしっかりしているという人はあまり多くはないのではないでしょうか。しかし、ロードバイクとなると話は別で日常的なメンテナンスは必須です。その中でも、チェーンオイルメンテナンスの必要性は最高度といえます。

メンテナンスというとなかなか大変なイメージを持つ人もいるかもしれません。しかしチェーンオイルに関しては、きちんと注油して、汚れたらきれいに洗って汚れを落とし、またチェーンオイルを注すだけなので、基本的にはさほど難しくはないはずです。

チェーンに注油する理由は、金属製であるチェーンは注油することで滑らかに動いてくれるからです。また、オイルによってチェーンに被膜ができて錆びの発生を予防してくれます。さらに、チェーンとギアがこすれる際の音鳴りの防止といった効果もあります。

軽量パーツに交換したり、高価なタイヤやホイールにグレードアップするのもいいでしょう。しかし、日ごろからしっかりチェーンのメンテナンスを行っていればそれらに匹敵するパフォーマンスを得ることも可能なくらい、チェーンオイルは重要な役割を果たしてくれるのです。

チェーンオイルはロードバイクにとってなくてはならない必要度の高いものです。ただ、非常にたくさんの種類があり、それぞれ特性や特徴を持っているので、選び方が難しいと感じている人も少なくありません。チェーンオイルの選び方で重要なのは自分のバイクにあったものを選択することですが、そのために、まずチェーンオイルにはどんな種類があるかを知りましょう。

製品の表記に「チェーンオイル」と「チェーンルブ」の2つを見掛けますが、「ルブ」は「ルブリカント」の略で潤滑剤という意味です。製品によって原料や素材が異なりますが、チェーンオイルもチェーンルブも使用目的や使い方は同じです。一般的にはチェーンルブのほうがチェーンオイルより長く性能を維持できる傾向がありますが、どちらでも好きなほうを使えばいいでしょう。

チェーンオイルかチェーンルブかよりも、①タイプによる違い、②オイルの状態による違い、さらに、③使い方による違いに注目することが大切です。そして、製品によって単純に明確な差異があるだけでなく、それぞれの特徴が組み合わさっているケースも多いので、選択の際には注意が必要です。