自転車はチェーンが外れると走れない!
ロードバイクやクロスバイクなどの自転車はチェーンを介して動力源を後輪へ伝達しています。そのため、当たり前ですが、チェーンが外れると自転車は進みません。今回はチェーンが外れる原因や、対策、メンテナンスのコツなどをご紹介していきます。
どうして自転車のチェーンは外れるの?
そもそもロードバイクなどの自転車のチェーンはどうして外れるのでしょうか? チェーンが外れる原因はいくつかあるので、まずは代表的なものを挙げて、一つ一つ詳しく解説していきます。
外れる原因① チェーンが汚れている
自転車のチェーンは汚れやすい
自転車のチェーンはかなり汚れやすいパーツです。特にクロスバイクやロードバイクは、ママチャリとは違ってチェーンのカバーがないので、チェーンが露出した状態になっています。その状態で空気中のほこりや砂が直接チェーンに触れるので、かなり汚れやすくなっています。
雨の日はさらに汚れて滑らかさを失う
雨の日に走ったあとは、水滴や泥などもチェーンに付着することになるので、さらに汚れやすいです。汚れたチェーンは異物がチェーンについたままになるので、チェーン自体の滑らかさが失われます。滑らかに動かない状態で変速するとチェーンが外れる原因になってしまします。
外れる原因② チェーンオイルが切れている
オイルはチェーンに必須
チェーンはもちろん金属でできているので、動いているときには潤滑剤が必要です。その役割をチェーンオイルが担っているのでオイルは必須です。
砂などがオイルを吸い上げる
チェーンに付着した砂などがオイルを吸い上げてしまいます。オイルが吸い上げられることで、チェーンのオイルが不足して、オイル切れを起こします。チェーンオイルが切れると、汚れた時と同様に滑らかさがなくなるので、チェーンが外れる原因になってしまいます。
雨の日はさらに注意が必要
雨が降っているときは、チェーンに雨が付着したときに、そのままオイルも流してしまうので、オイル切れを起こしやすいです。オイル切れの状態が深刻になると、最悪の場合はチェーンのサビにつながってしまいます。
外れる原因③ 機材の不具合(メカトラブル)
変速がうまくできない
変速を行うために、ディレイラーと呼ばれる変速機が取りつけられています。このディレイラーの不具合が起こると、うまく変速ができなくなってしまいます。メカトラブルを起こしていると、チェーンとスプロケットのかみ合わせが悪くなることもあり、チェーンが外れる原因にもなります。
次ページからは、チェーンのメンテナンス方法を紹介!