自転車のブレーキ調整方法を徹底解説!日々のメンテナンスのコツは?

自転車のブレーキ調整方法を徹底解説!日々のメンテナンスのコツは?

自転車のブレーキ調整方法を知りたい人に、自転車のブレーキ調整方法・メンテナンスを紹介します。また、自転車のブレーキの基礎的な構造やブレーキに使われているパーツなどの知識を説明していきます。さらに、ワイヤーの張り具合を簡単に調整する方法も合わせて紹介します。

記事の目次

  1. 1.自転車ブレーキの調整の意味
  2. 2.ブレーキの種類
  3. 3.自転車のブレーキ調整方法は簡単にできる?
  4. 4.自転車のブレーキ調整を自分がやる方法とは
  5. 5.自転車のブレーキがゆるいことで生じるトラブル
  6. 6.自転車のブレーキ調整方法で必要になるもの
  7. 7.自転車のブレーキ調整や修理の方法
  8. 8.ブレーキ調整を自分で行って安全で快適に自転車を乗りましょう

自転車ブレーキの調整の意味

フリー写真素材ぱくたそ

ブレーキ調整があまいまたは、ゆるい状態だと自転車に安心して乗ることができません。また、自転車のブレーキ調整がゆるいとブレーキが効かない、効きが悪いといったことが起こります。自転車のブレーキが効かない、効きが悪いといった不具合を防ぐために、自転車ブレーキのメンテナンスが重要になります。 

自転車のブレーキ調整がゆるいとは

自転車は、ブレーキレバーを握るとワイヤーとつながっているゴムパッドを備えたブレーキシュが自転車の回転しているタイヤをはさむ仕組みで、ブレーキが効くようになっています。しかし、自転車のブレーキ調整がゆるい状態だと、ブレーキレバーを握ったときに自転車がすぐに止まってくれないので、大変危険です。

ブレーキの種類

Photo by Marc Lacoste

自転車のブレーキには、ハブブレーキとリムブレーキがあります。ハブブレーキは、自転車のタイヤの回転を支えているハブにブレーキがかかる仕組みです。ハブブレーキには、バンドブレーキ、サーボブレーキ、ローラーブレーキの種類があります。

ハブブレーキ①バンドブレーキ

バンドブレーキは、ハブにあるゴムバンドを締めることでゴムバンドがタイヤのリムにあたることで回転を止める仕組みです。ブレーキレバーを握ることでワイヤーが引っ張られてゴムバンドを締めることができます。

バンドブレーキはワイヤーの張り具合が大切

ワイヤーの張り具合がよくないと、ブレーキを安全に使うことができません。そのためワイヤーの張りが弱い過ぎないことが大事です。また、ワイヤーを強く張り過ぎないことも大事です。そのためにも定期的なメンテナンスが必要です。

安心・安全のために

ブレーキが正常に機能しないと、ブレーキをかけたときに、自分が止めたい位置に止めることができません。自分が止めたい位置に止めることができないと、安心して自転車を楽しむことができません。また、ブレーキが効きすぎると自転車のタイヤがロックする可能性があって安全面で問題です。そのためワイヤーのゆるい・きつい、弱い・強いの張り具合のメンテナンスが大事なのです。

ワイヤーの張り具合に注意しよう

  • ワイヤーの張りが弱すぎると、ブレーキの効きが弱まったり、まったく効かなくなったりする
  • ワイヤーの張りが強すぎると、ブレーキが効きすぎて、かえって危険

ハブブレーキ②サーボブレーキ

サーボブレーキは、ブレーキレバーの操作という点ではバンドブレーキと同じです。サーボブレーキは、自転車のスポークとつながっているリム部分をゴムバンドではさみ回転しているタイヤを締める仕組みのブレーキです。バンドブレーキと同じようにゴムバンドの劣化でもさまざまな現象が起きます。また、バンドブレーキと同じようにワイヤーの張り具合も大事です。

ゴムバンドの状態もチェックしよう

  • ゴムバンドの劣化が進むと、ブレーキの効きが悪くなる

ハブブレーキ③ローラーブレーキ

ローラーブレーキは、自転車のタイヤの回転軸にブレーキシューとローラーで構成されているブレーキです。ブレーキレバーを握ることでワイヤーが引っ張られブレーキシューとローラーがタイヤの回転を止める仕組みのブレーキです。ローラーブレーキは、ブレーキの仕組みから急にブレーキをかけても、タイヤがロックしづらいといったメリットがあります。

リムブレーキとは

リムブレーキは、シティーサイクルからマウンテンバイク、クロスバイクなどのスポーツバイクまで幅広い自転車のブレーキに採用されています。リムブレーキは、ゴムパッドがリムにあたることでタイヤの回転を止める仕組みのブレーキです。リムブレーキには、キャリパーブレーキ、Vブレーキなどの種類があります。

リムブレーキ①キャリパーブレーキ

キャリパーブレーキは、マウンテンバイク、クロスバイクに使われているブレーキです。キャリパーブレーキは、ブレーキシュー、クイックレリーズレバー、ブレーキセンタリング調整ボルト、ケーブル調整ナットで構成されています。

その他の部分

クイックレリーズレバーはホイールを外すためのレバー、ブレーキの効果がしっくりこないときには、リムとゴムパッド部分の間隔を調整するブレーキセンタリング調整ボルトでの直し方ができます。ケーブル調整ナットは、ワイヤーの引きしろを調整するナットです。ブレーキが効かない、効きが悪い、効きが弱いといった現象を微調整で直せるのが調整ナットです。

リムブレーキ②Vブレーキ

Vブレーキは、ブレーキ力が強いことから、高速で走行するマウンテンバイク、クロスバイクのブレーキに採用されています。Vブレーキは、ブレーキシュー、スプリング調整ネジ、アーム、リード管、ケーブル固定ボルト、ラバーブーツ、取り付けボルトで構成されています。ブレーキシューはリムをはさむゴムパッドです。スプリング調整ネジは、ゴムパッドがあたる位置の調整用です。

その他には

リード管はワイヤーを引っ張っる方向を変えるために使います。他にはワイヤーの固定用のケーブル固定ボルト、自転車に取り付けるための取り付けボルトの構造になっています。カンチブレーキは、Vブレーキと同じようにマウンテンバイク、クロスバイクのブレーキに使わています。

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自転車のブレーキ調整方法は簡単にできる?

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