シリコンオフとは?その特徴や効果をご紹介!自転車における使い方は?

シリコンオフとは?その特徴や効果をご紹介!自転車における使い方は?

シリコンオフという製品をご存知ですか?シリコンオフは主に脱脂に使われる溶剤ですが、具体的にどんな使い方をするのでしょうか?自転車には使える?今回はシリコンオフの自転車での使い方や注意点、パーツクリーナーとの違いなどを紹介します。

記事の目次

  1. 1.シリコンオフとは?
  2. 2.シリコンオフとパーツクリーナーの違い
  3. 3.自転車での使い方
  4. 4.シリコンオフのおすすめ商品
  5. 5.まとめ

シリコンオフとは?

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シリコンオフは、油分を分解・除去できる脱脂材です。ホームセンターなどでさまざまなタイプのシリコンオフ(スプレータイプや液状タイプなど)が売っていますが、使う場所や用途によって使い方もさまざまです。使用上の注意点もあわせて詳しくみていきましょう。

シリコンオフの特徴と効果

有機溶剤の一種であるシリコンオフは、塗装前の脱脂などに使われる製品です。有機溶剤は他のものを溶かす性質がありますが、塗装を溶かすことなく油分だけを除去できるように成分配合された製品がシリコンオフです。製造メーカーや製品によって成分は異なるようですが、基本的に第一石油類や第二石油類に分類される有機化合物になります。

シリコンオフの種類

シリコンオフには、スプレータイプ・液状タイプ・シートタイプなどがあります。使用する場所や用途によって使い分けができます。それぞれの特徴や違い、使い方などを紹介します。

スプレータイプ

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スプレータイプは、手を動かしにくい狭い場所にも吹き付けられるので便利。

もっとも一般的なのがスプレータイプのシリコンオフです。狭い場所でも直接吹き付けでき、容器を倒してもこぼれることはないので、安全に使用できるメリットがあります。デメリットとしては、霧状で出てくるので飛散しやすく、他の場所に付着したり、吸い込んでしまう可能性もあるので注意が必要です。

液状タイプ

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広範囲の脱脂を安全に処理したいときは、液状タイプがおすすめ。

液体タイプのシリコンオフは、ウエスと呼ばれる布などに染み込ませて油分を拭きとる使い方をします。シリコンオフが気化してしまっても繰り返しウエスに染み込ませて施工できるので、広い範囲の脱脂に向いています。容器を倒すとこぼれてしまうので、使うたびにふたは必ず閉めるようにしましょう。

シートタイプ

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すぐに気化してしまうため、狭い範囲での作業に向いています。

あらかじめシートにシリコンオフを染み込ませた状態の製品です。一枚ごとに個包装されているものや、複数枚まとめて梱包されているものがあります。液状タイプと違い、一度出してしまうと夏場では1分ほどでシリコンオフが気化してしまうので、広範囲の脱脂にはあまり向いていません。ステッカーを貼る場所の脱脂など、狭い範囲の作業に用いるのが効果的です。

シリコンオフの注意点

人体に有害である

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シリコンオフには人体に有害な成分が含まれています。シリコンオフはとても揮発性が高い溶剤なので、吸い込む可能性が高く非常に危険です。できるだけ屋外で使用し、室内で使う場合は窓を開けるなどの換気対策をしっかりとしましょう。マスクやゴーグル、保護手袋の着用も効果的です。普通のマスクや軍手ではなく、耐溶剤性・耐油性のものを選びましょう。

可燃性である

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シリコンオフは非常に燃えやすい性質なので、火気厳禁です。揮発性が高いので空気より軽い印象ですが、実際は空気より重いため屋内では床に近い方にたまりやすく、コンセントのわずかな静電気にも引火する可能性があります。シリコンオフを使うときには火気厳禁を徹底し、屋内で使う場合は換気対策をしっかりとしましょう。

廃棄方法にも注意

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脱脂に使ったウエスなどには、シリコンオフが気化して乾いていたとしても、人体に有害な成分は残っています。破棄するときは、乾いてから他のゴミと分別してビニール袋などに入れ、しっかりと密閉しましょう。シリコンオフの容器は、完全に使い切ってから内部を乾かし、容器に記載されている廃棄方法に従って処分しましょう。

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シリコンオフとパーツクリーナーの違い

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