自転車ブレーキの交換方法を解説!工具・交換時期・タイミングなどを詳しく

自転車ブレーキの交換方法を解説!工具・交換時期・タイミングなどを詳しく

自転車ブレーキの交換は「自分にはできない」「絶対無理」といったようにあきらめているのではないでしょうか。確かに、器用不器用と個人差があります。しかし、自転車ブレーキは交換の手順を覚えれば意外に簡単です。今回は、誰もが自転車ブレーキの交換できるなるように解説します。

記事の目次

  1. 1.自転車のブレーキ交換は必要になる
  2. 2.自転車ブレーキは調整できる
  3. 3.自転車ブレーキワイヤーの交換方法
  4. 4.ブレーキパッドの交換タイミング
  5. 5.ブレーキパッド交換:キャリパーブレーキ
  6. 6.ブレーキパッド交換:vブレーキ
  7. 7.ブレーキパッド交換:カンチレバーブレーキ
  8. 8.電動自転車ブレーキ交換
  9. 9.自転車ブレーキ交換シグナル
  10. 10.ブレーキ交換でいつも安全に自転車を楽しみましょう

自転車のブレーキ交換は必要になる

Photo by Yuya Tamai

ブレーキは、前輪フロント側や後輪リア側にあって自転車を正しくコントロールする上で大事なパーツです。自転車のブレーキに不具合が出ることは少ないでしょう。しかし、自転車に乗る環境や、乗り方の頻度などによっては、ブレーキかけてもキーといった音がしたり、意図した場所に止まれないことが起きます。そんなブレーキが正常に機能しないときには、ブレーキ交換が必要です。ここでは、自分でブレーキ交換するやり方や使う工具など解説していきます。

自転車のブレーキ交換する箇所

Photo by Yuya Tamai

自転車には、前輪のフロントブレーキと後輪のリアブレーキがあります。前輪フロント・リア後輪とともに、ブレーキは、基本的にアーム・シューやパッド・リム・ハブ・ワイヤーの部品構成です。ブレーキの種類によってはディスクの部品もあります。前輪フロント・後輪リアのブレーキが正常に機能しないことは、これらの部品の劣化や不具合が原因で起こるのです。

自転車ブレーキは調整できる

Photo bycocoparisienne

自転車の前輪フロントブレーキと後輪リアブレーキが、正常に機能しないときには、交換ではなく調整することで正常に戻すことができます。それが自転車の前にあるブレーキレバーに付いているフロント調整ボルトと後ろにあるブレーキ本体に付いているリア調整ボルトです。この2つの調整ボルトは、たるんでしまったり、伸びきってしまったりしたブレーキワイヤー元に戻すことができます。

調整ボルトの役割

調整ボルトを回す方向によってブレーキワイヤーを引っ張たり、緩めたりできます。ブレーキワイヤーが伸びていて、元の張りに戻せるつまり、ブレーキの効き方を回復できるのが調整ボルトです。緩める方向に回すことで回復します。この調整は、工具なしの簡単なやり方でブレーキの不具合が解消できるので覚えておきましょう。

自転車ブレーキワイヤーの交換方法

Photo by Epakai

前輪フロントブレーキと後輪リアブレーキにあるブレーキのワイヤーは、調整ボルトで元の張りに戻してブレーキを正常に機能させることが可能です。しかし、ブレーキワイヤーが切れたり、伸びがひどすぎて調整だけではブレーキ機能が回復しない場合が起きます。そんなときにはブレーキワイヤーを交換するしかありません。

自転車のブレーキワイヤー交換に必要な工具

自転車ブレーキワイヤー交換するには、メガネレンチあるいはスパナ・ペンチ・ワイヤーカッターの工具が必要です。

ブレーキ本体側ワイヤー外し

ブレーキ本体側のワイヤー外しのやり方は、ワイヤー先端部分のキャップ外し・ワイヤーを抜くあるいは切る・ナット緩め・ボルト抜き・ワイヤーを抜く手順でできます。

やり方を詳細に

ワイヤー先端部分には、抜け防止としてストッパーの役割があるキャップが付いているのでワイヤー交換するためには外す必要があります。キャップは工具なしの簡単なやり方で外せます。しかし、素手は怪我する恐れがあるので軍手などはめて行うようにしましょう。ワイヤーの先端部分のキャップが外れたらペンチの工具使ってワイヤー抜きます。

ブレーキ本体のワイヤーを抜く

ブレーキ本体のワイヤーを抜くために、メガネレンチあるいはスパナの工具使ってナットを緩めます。ナット緩めたらボルトを抜き、抜いたボルトの穴に通っているワイヤー抜けばブレーキ本体側のワイヤー抜きは完了です。

ブレーキレバー側ワイヤー外し

Photo byHans

自転車前にあるブレーキレバーに通っているワイヤーは、レバーの穴にはまっているだけです。そのためレバーの手で握る部分を倒してから手で抜くだけと工具なしで簡単にできます。

ワイヤー取り付け方

ワイヤー取り付け方は、ワイヤーを通す・ワイヤーを引っ張る・ナットで仮止め・ブレーキパッド(ブレーキシュー)とタイヤの隙間調整・ナット締め・キャップはめが手順です。ブレーキ本体側にあるボルトの穴にワイヤーを通し、通したらワイヤー引っ張ってナットで仮止めします。現段階ではブレーキパッド(ブレーキシュー)とタイヤの隙間がアバウトです。つまり、正確な隙間ではありません。

調整が必要

ブレーキ機能を正常にするためには隙間調整が必要です。タイヤとブレーキパッド(ブレーキシュー)との隙間が広いとブレーキの効きが悪くなり、逆に狭すぎると効き方が正常でなくなります。隙間が正常になるまで繰り返し行い、正常になったらメガネレンチの工具使ってナット本締めしてワイヤー先端部分にキャップをはめれば交換修理は完了です。

ブレーキパッドの交換タイミング

Photo by shapro.net

ブレーキパッド交換のやり方や交換時期・タイミングについてみていきましょう。ブレーキパッドは、金属にパッドと呼ばれるゴムを貼り合わせてできている部品です。ブレーキパッドは、ホイールのリム部分を挟み込んで回転を抑えるためブレーキ部分の中で最も大事なゴム製部品です。また、ブレーキかける度ごとに摩擦を起こすため、摩耗が激しく定期的な交換修理が必要になります。

ブレーキパッド交換のポイント

ブレーキパッド(ブレーキシュー)の交換時期・タイミングは、タイヤと同じようにゴムの減り具合つまり溝の深さがポイントです。ゴム製の部分パッド(シュー)は、ゴム特有の性質上から摩耗します。パッド(シュー)は凹凸の溝が2本彫ってあり、摩耗によって溝の部分が浅くなります。摩耗が激しく溝が浅くなると金属部分がむき出しになります。

押さえる力が弱い

溝が浅く金属部分がむき出しになると、リムを押さえる力が弱くなり、ブレーキとして機能しなくなるため交換時期と判断できます。しかし、このタイミングで交換するようでは遅すぎます。そのため残りの溝が1mmほどになったら交換時期と判断して交換のタイミングとするといいでしょう。

自分でブレーキパッドを交換

Photo by londoncyclist

自分でブレーキパッド交換修理のやり方についてみていきましょう。自転車にはハブブレーキ・リムブレーキ・ディスクブレーキがあります。ハブブレーキを採用した自転車もありますが、リムブレーキとディスクブレーキが主流です。リムブレーキには、キャリパーブレーキ、vブレーキ、カンチレバーブレーキがあります。

ブレーキパッド交換:キャリパーブレーキ

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自分でキャリパーブレーキのブレーキパッド交換する場合は、レバーを上げる・ボルトを緩める・仮止め・位置調整・ボルト締め・パッド固定が手順です。キャリパーブレーキは、ワイヤー調整ナット・センタリング調整ボルト・クイックレバーとブレーキシューで構成されています。

ブレーキパッド交換の手順

自分でキャリパーブレーキのブレーキパッド交換するには、クイックレバーを上げてブレーキシューが交換しやすいようにすることがスタートです。上げたらセンタリング調整ボルトを緩め、ブレーキシューを台座ごと外し、交換するブレーキシュー仮止めします。仮止めしたらブレーキシューがリムをしっかり押せれているか位置確認しましょう。

リムにピッタリ

位置のポイントは、タイヤに当たっていないか、ホイールのスポーク側に偏った位置になっていないかの確認です。つまり、ブレーキシューがリムより上すぎも、下すぎてもダメということです。ブレーキシューの面がリムにピッタリ当たる位置に調整しましょう。位置調整後は、ブレーキシューが動かないように本締めすれば交換修理完了です。新品の部品代として1000円から1500円ほどの費用がかかります。

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ブレーキパッド交換:vブレーキ

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