コネクティングピンの役割とは
コネクティングピンとは、チェーンの一つ一つをコネクトする役割を果たしている金具のことです。とても小さい部品ですが、このコネクティングピンは、チェーンを交換する時にとても便利です。このコネクティングピンのおかげで、チェーンを全て交換せずに、交換したい部品だけを交換できます。
コネクティングピンを使ったチェーン交換のやり方
コネクティングピンは、チェーンが7、8、9速なのか10、11速なのかで大きさが変わってくるので、新しく購入する時には注意が必要です。コネクティングピンは、古いものを再利用することもできるので、古いチェーンが余っている場合には、再利用して交換してみてもいいでしょう。チェーンを交換するときのコネクティングピンの使い方を紹介します。
チェーン交換のやり方①チェーンのセッティング
古いチェーンを切るために、まずはチェーンをテンションが低い状態にします。前タイヤのチェーンは一番内側に、後ろのタイヤのチェーンはトップになるようにセッティングしましょう。
チェーン交換のやり方②コネクティングピンを外す
チェーンを最も緩めた後は、チェーンカッターを使ってコネクティングピンを外していきます。
チェーン交換のやり方③チェーンの長さ確認
ギア数やコンポーネントを変えていないのであれば、チェーンの長さは、元の状態と同じにするのが鉄則です。コネクティングピンで合わせる箇所をプラスリンク2個分多めにカットしましょう。
チェーン交換のやり方④チェーンを取り付ける
チェーンのコネクト箇所をチェーンフックを用いてたるませます。チェーンフックを持っていない場合には、前側のチェーンを内側に落としても可能です。新しいチェーンをはめられたら、チェーンツールを使ってコネクティングピンを押し込みます。
コネクティングピンの向きに注意
- コネクティングピンには、向きがあり、チェーンの進行方向の前側にあるアフターリンクの穴に取り付けましょう。
チェーン交換のやり方⑤はみ出し部分をカットして最終確認
コネクティングピンをはめ込んだ後は、チェーンからはみ出ている部分を折ります。そして最後にシフトチェンジを行い、チェーンがスムーズに動くかどうかをきちんと確認しましょう。
古いコネクティングピンの使い方
古いコネクティングピンがある場合は、再利用も可能ですが、自力でするのは根気がいります。ピンがポロポロと外れやすいので、手先が不器用な人にはおすすめしません。自分でする場合のコツは、ピンを外すときに、リンクから完全に抜いてしまわないようにすることです。ピンがリンクに引っかかっている程度で留めておくのがポイントです。
まとめ
コネクティングピンはとても小さい部品で、気にしたことがない人は多いかと思いますが、チェーン交換のときには大活躍の優れた役割を持っています。悪天候や悪路で自転車に乗ることが多い場合は、チェーンの耐久性が落ちている可能性があります。チェーン交換のときには、ぜひコネクティングピンの存在を覚えておいてください。