チェーン引きとは?
チェーン引きの役割は、「チェーンが伸びてしまって、たるんだ時に、引き締めてまた張りを取り戻す」ことです。ピストバイクやシングルギアの自転車にはついていることが多いです。特に、NJSのピストバイクなどは、チェーン引きでチェーンを引き締めることを前提として設計されています。
チェーン引きの役割と機能
チェーン引きはあまり聞きなれない自転車パーツですが、意外と重要な3つの役割を担っています。
- 後輪のセンターを出す機能
- チェーンの張りの調整機能
- ペダリング時に後輪のハブがブレるのを防ぐ機能
チェーン引きの役割①後輪のセンターを出す機能
チェーンを調整していると、後輪が左右どちらかに寄ってしまうことがあります。チェーン引きは、後輪がきちんと真ん中に来るように調整する役割も担っています。この機能は、「センター出し」と呼ばれることもあります。
チェーン引きの役割②チェーンの張りの調整機能
たるんでしまったチェーンの張りを張り直す役割が、チェーン引きの最も主な役割です。チェーンの張りを調整することで、チェーンを交換する必要がなく、長持ちさせることができます。
チェーン引きの役割③ペダリング時に後輪のハブがブレるのを防ぐ機能
チェーン引きは、後輪のナットに取り付け、チェーンの位置を調整します。これにより、後輪のハブ軸を一定の位置に保持でき、ペダリング時に後輪のハブがブレるのを防ぎます。