スポークの交換方法
スポークの張り替えは、おそらくなかなかする機会のない作業でしょう。しかし、スポークの色を変えたりDIYをすると、一気におしゃれな自転車に変身します。スポーク交換に要する時間は、慣れている人であれば40~50分、初めての交換であれば、大体2~3時間かかります。
スポークの交換方法①チューブとタイヤをホイールから取り外す
チューブとタイヤの外し方は、簡単です。タイヤ起こしを使って、チューブとタイヤをホイールから取り外します。タイヤ起こしは、100均ショップでも販売されているので、手に入れやすいです。外し方のポイントとしては、チューブとタイヤが傷つかないように注意することです。
スポークの交換方法②ニップルに潤滑油を吹き付ける
スポークとホイールを固定しているニップルが硬いと交換作業がやりづらいので、最初にニップルに潤滑油を吹き付けて、回しやすくしておきましょう。固いままスポークの交換作業をすると、ニップルがなめてしまうリスクがあります。
スポークの交換方法③ニップルとスポークを外す
ニップルを外して、スポークを外していきます。長年乗っている自転車だと、ニップルを外した跡がとても汚れていることが多いです。この機会に、綺麗にしてから、次の工程に移りましょう。
スポークの交換方法④スポークをホイールに張り替える
スポークの組み方は、結構複雑なので、初めてスポークを交換する場合は、他のホイールのスポークの組み方を参考にしながら、スポークをホイールに張り替えていきましょう。
スポークの交換方法⑤振れ取り台で振れをなくして調整する
振れ取り台で、スポークのゆがみを確認します。たて、横、真ん中と順番にスポークの振れ度合いを見ます。そして、よく振れているところを発見したら、ニップルを1/4回転くらいずつ少しずつ締めて調整します。振れ取り台は、ホイールを組むときには必要な道具なので、持っておいてもいいでしょう。ニップル回しとセットで売っているものもあります。
左右の振れ幅はどれくらい??
- ニップルを後ろから見て、スポークの先が1mm程度見えるくらいに、ニップルを締めましょう。左右の振れ幅は、誤差1mm以内、外径であれば2mm程度にすれば一般的な自転車であれば問題ありません。
スポークの交換方法⑥自転車にホイールを取り付ける
最後に、ホイールにリムテープ、タイヤ、チューブを取り付けて、自転車に取り付けます。これでスポークの交換は終了です。
スポーク交換を自転車屋さんで頼んだ時の費用は?
- 費用は自転車屋さんによって異なりますが、大体500円前後+パーツ代(新しいスポーク)程度の費用がかかります
スポークとニップルの種類
スポークは素材と太さによって種類分けされており、大体が36本か72本売りです。32本でタイヤ一つのスポークを張り替えることができます。数本だけが折れたりして、折れた数本だけ交換したいときでも、まとめて買わないといけないことが多いです。ニップルは素材によって種類分けされています。
スポークの種類
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スポークは、鉄やステンレスの素材がありますが、太さによっても種類分けがされています。ノーマルタイプは、太さが均一になっています。ホイールに取り付ける両端部分が太くし、強度が高くなっているタイプはバテッドスポークという種類です。太さが二段階、三段階になっているタイプのスポークもあり、それぞれ、ダブルバテット、トリプルバテットという種類になります。
バテッドスポークはロードバイク向け
- バテッドスポークは、軽量のためにかなり細くなっており、強度はそれほど強くないので、スピード重視のロードバイク向けです
ニップルの種類
ニップルは、鉄、アルミ、真鍮で作られている種類があります。鉄製のニップルは、強度はありますが、重いです。アルミ製のニップルは、軽量ですが、強度が劣りますし、柔らかいので張り替えの際に力を加えすぎるとなめやすいので、スキルが必要です。真鍮製のニップルは、重量はありますが、さびに強く、耐久性も高いです。
まとめ
スポークを外すということは、タイヤをかなり分解する形になるので、この機会にタイヤを綺麗に拭きあげてあげるなど、丁寧にメンテナンスしてあげてもいいですね。スポークにカラースプレーを吹きかけて、ホイールをDIYしてみるのも面白いです。
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