チェーンルブとは?
自転車やバイクのチェーンメンテナンスには欠かせないのがチェーンルブです。ルブとは「ルブリカント」の略で、日本語では潤滑剤という意味です。つまりチェーンルブとはチェーンの潤滑剤のことを指し、チェーンオイルとも呼ばれます。定期的に塗布することで、滑らかな回転を持続させ、汚れや錆からも守ってくれる効果があります。
チェーンルブの種類とワコーズのチェーンルブ
ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310
参考価格: 1,700円
チェーンルブ(オイル)には、主に次の3種類があります。
- ドライタイプ
- ウェットタイプ
- ワックスタイプ
ワコーズについて
ワコーズは「株式会社和光ケミカル」という神奈川県にある会社のブランド名です。同社はオイル系のケミカル用品全般を手がけ、モータースポーツの世界でも有名な存在です。その技術を自転車用のケミカル用品にもフィードバックしているので、チェーンルブをはじめ、どの製品も高い信頼性があります。
ワコーズのチェーンルブの特徴
ハーフウェットタイプであるワコーズのチェーンルブには、この製品ならではの優れた特徴が多数あります。それぞれ詳しくみていきましょう。
特徴①水置換性
ワコーズのチェーンルブは、通常のチェーンオイルとは違って水置換性(みずちかんせい)という特徴があります。水置換性とは金属から水分を追い出してくれる特性のことで、水分と置き換わって潤滑・防錆皮膜を作ります。チェーンが多少濡れた状態のままでも使えるので、雨天走行や洗車直後でも乾燥を待たずに作業ができるのでとても便利です。
特徴②油溶解性
水置換性に加え、油溶解性にも優れています。洗浄では除去しきれないチェーン内部の油汚れも溶かして追い出し、潤滑・防錆皮膜を形成してくれるのでとても便利です。継続的に使用することで汚れがつきにくくなり、チェーン寿命を伸ばすことにもつながります。
特徴③浸透性が良い
前述しましたが、チェーンルブにはドライ系やウェット系などがあり、ワコーズのチェーンルブはその中間のハーフウェットタイプです。ドライとウェットのいいとこ取りの程よい浸透性で、潤滑効果を長時間持続します。走行条件にもよりますが、効果の持続時間は150〜250kmほどです。
特徴④使いやすい機能
ワコーズのチェーンルブはスプレータイプの潤滑剤で、ノズルが可動式なのでいちいちキャップを外してノズルを取り付ける手間がなく、さっと使えます。ノズル可動域は約90°で、どの位置でも噴射可能です。さらには缶を逆さまにしても使えるので大変便利です。缶は手に程よくフィットする大きさと形状なので、ストレスなく使えるでしょう。
特徴⑤あらゆるチェーンに対応
ワコーズのチェーンルブは、金属・ゴム・樹脂に対応しているので、主にオートバイに使われているシールチェーンにも使用できます。シールチェーンとは接合部にグリスを封入したタイプのチェーンで、ゴムや樹脂が使われています。ちなみに自転車は全てグリスの入っていないノンシールチェーンです。そしてほぼ無色なのでカラーチェーンなどにも美観を損ねることなく使えます。
特徴⑥防錆性に優れる
高粘着性ポリマーの程よい粘度で、チェーンの表面には薄い油膜を張り、内部にもしっかりと浸透・付着するので、錆の防止にも一役買っています。錆の発生を抑えることで、回転抵抗の増大や音鳴りなどのトラブルを未然に防ぎ、チェーンの長寿命化にも貢献してくれます。
雨天時や洗車直後でも使える「水置換性」の製品です。