自転車のオーバーホールに掛かる費用の目安
スポーツバイクのオーバーホールの料金の目安は、10,000円~50,000円程度です。かなり金額の幅がありますが、これはショップによる違いや自転車の状態やどの程度までのオーバーホールをするかによって異なります。
詳細はショップに問い合わせ
フルオーバーホールからセミオーバーホールまで、オーバーホールの内容によってメニューを提供しているショップもあります。また、それぞれのパーツごとの点検や調整などで費用を設定しているケースもあるので、いくらくらいか、より詳しい金額を知りたいなら各ショップに問い合わせするといいでしょう。
オーバーホールをショップに依頼する際の注意点
ショップにオーバーホールを依頼する場合にはいくつか注意しなければならない点があり、それを知っておかなければ、のちのちトラブルになる可能性もありますよ。
注意点① すべてのショップで受け付けてもらえるとは限らない
オーバーホールは修理と比べると大がかりな作業になるので、町の小さな自転車店では受け付けてもらえない可能性があります。またショップによっては、他店で購入したバイクの場合、受け付けを断られるケースもあります。断られなくとも、割高になることもあるので注意しましょう。
注意点② 改造車はNG、もしくは割高の可能性あり
特定メーカーの自転車だけを取り扱っている「ディーラー」といわれるようなショップでは、改造してある自転車のオーバーホールは受け付けてくれなかったり、割高になることがあります。特に保安部分に関する改造は断られる可能性が大きいです。
注意点③ 予想以上に費用がかさむ可能性もあり
前述した目安の金額はあくまでも工賃のみです。オーバーホールを始めてみると、パーツを交換しなければならない箇所が出てくる可能性もあります。交換するパーツが増えれば、その分費用がかかるのは仕方のないことです。仕上がってから想定以上の金額を請求されたといったことがないように、追加の費用が掛かる場合には別途見積もりしてもらうように、ショップとあらかじめ話をしておくことをおすすめします。
注意点④ 時間が掛かる
オーバーホールは修理より時間が掛かります。普通3~4日、人気が高かったり忙しいショップなら1週間から2週間預けなければならないこともあります。その間、もちろん自転車に乗ることはできませんから、通勤や通学で使っている人は別の移動手段を考える必要があります。代車を貸してもらえるお店もあるようなので、相談してみるのもいいでしょう。
オーバーホールをショップに依頼する際の注意点
- ショップによっては、受け付けてもらえなかったり割高になる場合もある
- 改造車もNGや割高になる可能性あり
- 想定以上の費用が掛かる場合もある
- 時間の余裕が必要
自転車のオーバーホールを自分で行なう際のポイント
オーバーホールは、本来ショップに依頼するほうが好ましいのですが、1年に1回、数万円の出費は痛い、という人も少なくないでしょう。では、自分でオーバーホールをする場合には、どんな点に注意が必要なのでしょうか。
ポイント① 道具を揃える
自分でオーバーホールをしてみようと考える人は、普段から自分でメンテナンスも行っている人でしょう。そんな人なら、ある程度必要な工具も持っているはずですよね。オーバーホールをするのであれば、日ごろのメンテナンスに使っているものに以下の工具を追加すればほとんどOKです。全部揃えても金額的に大きな買い物ではないので、これからも自分でやるという人なら買っておくといいでしょう。
スプロケット取り付け/取り外しセット
BIKE HAND(バイクハンド) YC-501A/YC-126-2A SET シマノ(ロックリング)スプロケット 取り付け/取り外しセット
参考価格: 1,620円
リアスプロケットの取り外しに使用します。スプロケットの汚れがひどい時には取り外して簡単に洗うことができるので、自分でオーバーホールをしないという人でも持っていると重宝しますよ。
チェーンカッター
チェーンカッター 自転車 チェーン専用工具 Oziral チェーンフック付き 7~11速対応
参考価格: 1,050円
基本的に自転車のチェーンは手では外れない構造になっているので、外すときにはチェーンカッターが必要となります。カッターといっても「切る」わけではなく、チェーンのコマをつなぐピンを外すための工具です。走行中にチェーンが外れた場合の処置の際にも使えるので、これもオーバーホールをしない人も持っていると便利です。
クランク取り付け工具
スポーツバイクの多くはシマノのコンポーネントが使われています。そのシマノのクランクの脱着に必要な工具で、これがないとクランクの取り外しができません。オーバーホール時以外に使用することはほぼありませんが、値段も200~300円程度と安いので、買ってもさほど金額的な負担にはならないでしょう。
グリス
パーツオイルは大半の人が持っていますが、グリスとなるとさほどではないようです。しかし、パーツの組み上げの際にパーツ同士の固着を防ぐためにグリスは不可欠なので、必ず手に入れておきましょう。
ポイント② 消耗品を交換する
ロードバイクのパーツは多く消耗品です。チェーンやインナーワイヤー、バーテープなどもそうです。したがって、1年ごとのオーバーホールのタイミングでそれらは交換しておくほうが手間が省けますし、不慮の故障や不具合を防止しやすくなります。特にインナーワイヤーは外部から見ることができないので、ひどい状態になっていても気づかないことも少なくありません。
ポイント③ 失敗したならプロに頼る
作業をしている途中で失敗したりやり方がわからなくなったりして、手が付けられなくなることもあるかもしれませんね。無理に続けて状況を悪化させてしまうかもしれませんし、さらにはバイクが取り返しのつかない状態になってしまう可能性もあります。そんな際は、自分でやり切ってしまおうとせずに、ショップに持ち込むことをおすすめします。最後までできなかったからといって、何も恥ずかしいことではありませんよ。
まとめ
自転車をなるべく新車に近い状態で乗りたい、パフォーマンスをキープしたいのであれば、オーバーホールは欠かせません。できれば1年に1度ショップに依頼するのが好ましいのですが、結構な金額が掛かってしまいます。自分でやるのも悪くはありませんが、日ごろからしっかりメンテナンスを行っておくことで、オーバーホールの費用を抑えることも可能となりますよ。
Newseego 8 in 1トルクス六角棒レンチセット 折込式六角棒レンチ ナイフ型 トルクスドライバー セット 直径1.27/1.5/2/2.5/3/4/5/6mm 折りたたみ式 クロームバナジウム鋼 スタビータイプ 六角レンチセットレンチ ドライバー八本組
参考価格: 999円
- 1
- 2