ロードバイクのチェーンオイルの選び方
チェーンオイルにはさまざまな種類がありますが、ロードバイクにどんな状況で乗ることが多いのか、どれくらいの頻度でメンテナンスをするのが可能か、注し方はどうするのかといった点によって、自分に合ったチェーンオイルの選び方は異なります。
きれいなチェーン状態を保ちたい人
いつまでも銀色のきれいなチェーンの状態を保っていたいという人には、チェーンに汚れがつきにくい「ドライタイプ」がおすすめです。汚れてもチェーン掃除が比較的楽ですが、オイル切れが早いので頻繁に注油をしなければなりません。
ロードバイクを通勤や通学に使用する人
雨でもオイルが流れにくい「ウェットタイプ」がいいでしょう。ウェットタイプは耐久性にも優れており頻繁な注油を必要としないので、通勤や通学にロードバイクに乗る人にはもってこいです。ただし、ほこりや汚れがつきやすいのでチェーン掃除はなかなか大変です。
オイルの成分にも注目しよう
チェーンオイルは、含まれる成分によっても性能が異なります。それらの成分の働きにも注目して選び方も考えましょう。こういった成分は必要性は大きくありませんが、ライドのパフォーマンスを高めるためには有効です。
セラミック
チェーンの摩擦抵抗を減少してくれます。セラミック配合のオイルは価格が高めの設定になっていますが、走りにこだわりたい人にはおすすめです。
PTFE、フッ素加工
PTFEとはいわゆる「テフロン」のこと、フッ素加工と同じくチェーンをコーティングする成分です。コーティングされたチェーンは耐久性の向上や摩擦抵抗の減少効果をもたらします。
フィニッシュラインはもはや定番
チェーンオイルやチェーンルブは多くのメーカーからさまざまな性能の製品が販売されています。フィニッシュラインのチェーンルブはドライタイプやウェットタイプなど幅広いラインナップを持っています。フィニッシュラインにはワンステップで洗浄剤と潤滑油の両方の役目をこなす商品もあり、短時間で簡単に済ませたいという人におすすめです。
選択肢は多岐に亘る
フィニッシュラインのほかにも、クレ556で有名な呉工業、迷ったらここの製品といわれるワコーズ、コスパに優れるAZなど、多くのメーカーからチェーンオイルやチェーンルブが販売されています。
続いて、チェーンオイルの注し方について紹介します。