愛車を常にきれいに!簡単にできるロードバイクの洗車方法を紹介!

愛車を常にきれいに!簡単にできるロードバイクの洗車方法を紹介!

ロードバイクの洗車は「メンテナンスの基本」といわれるほど重要な作業です。しかし、結構面倒なので多少汚れてもそのままほったらかしという人もいるのではないでしょうか。ここでは、ロードバイクの基本的な洗車および簡単にできる洗車のやり方を紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.ロードバイクの洗車はメンテナンスの基本
  2. 2.ロードバイクの洗車に必要なアイテム
  3. 3.ロードバイクの洗車方法と手順
  4. 4.ケミカルでより簡単に洗車
  5. 5.汚れたなら洗車をしよう

ロードバイクの洗車はメンテナンスの基本

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ロードバイクの洗車をしよう

愛車のロードバイク、洗車していますか。ママチャリやシティサイクルは汚れてもあまり気にせず乗っている人は少なくありませんが、趣味の傾向の強いロードバイクでは、多くの人がしっかりケアしているようです。ただ、中にはあまり汚れに気を留めていない人も見受けられます。

洗車はメンテナンスの基本

特に、通勤や通学にロードバイクに乗る人はなかなかメンテナンスする時間がないためか、汚れてもほったらかしという人も少なくありません。しかし、精密機械ともいわれるロードバイクにおいて、洗車は「メンテナンスの基本」です。

きれいにするだけが目的ではない

Photo by gtknj

ロードバイクの洗車はただきれいにするだけが目的でなく、パーツのサビやフレームの傷、その他さまざまなトラブルの発見につながり、ひいてはバイクの寿命を延ばすためでもあるのです。愛車にいつまでも長く乗り続けたいのであれば、きちんと洗車することが必要です。

ロードバイクの洗車に必要なアイテム

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一軒家など水道とホースが使える環境とそうでない環境とでは、洗車方法が異なりますが、基本的なやり方は大きく変わりません。洗車に必要なアイテムとしては、バケツ、スポンジ、またはブラシ、中性洗剤、ウェス(布)くらいがあれば大丈夫です。

ロードバイクの洗車方法と手順

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洗車方法と手順①洗車するタイミング

洗車の頻度は?

ロードバイクの洗車はどれくらいの頻度で行えばいいのだろうと考える人もいるかもしれませんが、特に決まりはありません。「汚れてきたかも…」と思った時点で行えばいいでしょう。

日ごろは乾拭きだけでOK

水を使って洗車をすると、チェーンオイルが流れ落ちてしまうので注油が必要となります。したがって、車体全体の洗車はチェーン洗浄を何度か行ったついでに行うくらいがいいでしょう。日常的には、乗った後に車体を乾拭きしてざっとした汚れを取り除く程度でOKです。この乾拭きを習慣にしておくと、汚れがこびりつきにくくなるので洗車の際に楽ですよ。

洗車方法と手順②チェーン洗浄を行う

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洗車とチェーン洗浄はセットで

洗車とチェーン洗浄はまとめて行いましょう。チェーン洗浄は洗車より行う頻度は高いはずです。かといって、この間したばかりだからと洗車時にチェーン洗浄をしなけば、洗車の際にチェーンオイルが洗い流されてしまい再度注油が必要となって二重の手間です。そんな事態を避けるためにも、洗車とチェーン洗浄は一緒のタイミングで行うことをおすすめします。

スプロケットも併せて洗浄

したがって、まずチェーンクリーナーやチェーン洗浄器を使ってチェーン洗浄を行います。できれば、スプロケットも併せてきれいにしておきましょう。せっかくチェーン洗浄を行っても、ギアが汚れているとチェーンもすぐに汚れてしまいます。スプロケットの汚れは取りづらいので、ブラシを使ったほうが便利です。

洗車方法と手順③フレームを洗う

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車体をひっくり返す

ロードバイクを洗車する場合には、車体の天地をひっくり返して作業すると、普段目につきにくいBB付近やフレームの裏側などが見えるので、汚れに気づきやすくなります。さらにできればタイヤを外したほうが、フロントフォークやシートチューブとタイヤとの隙間の汚れが取りやすくなるのでおすすめです。

洗剤を泡立ててなじませる

やり方は、まずバケツに適量の中性洗剤を入れて水を注ぎます。そのうえでよく泡立て、泡をスポンジやブラシにとってフレーム全体になじませます。最初はこすらずに汚れを浮かせるといった感じです。泡が全体になじんだら、スポンジやブラシで汚れを落としていきます。ごしごしこする必要はありませんが、汚れが目立つ部分はしっかり洗いましょう。

洗車方法と手順④タイヤ・ホイールを洗う

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タイヤの異変もチェック

同じ中性洗剤を入れた水でタイヤやホイールも洗います。タイヤの汚れは粗目のブラシで落とすと取れやすいでしょう。また、ついでにタイヤに亀裂はないか、異物が刺さっていないか、溝の残りは大丈夫かなども併せてチェックしておきましょう。

リムもきれいに

ホイールは、リムブレーキの場合は特に汚れがつきやすい部分です。リムにブレーキシューのカスやオイルが付着しているとブレーキ性能に悪影響を与えるので、しっかり取り除きましょう。がんこな汚れには専用の消しゴムのようなラバー砥石というアイテムがあります。汚れを落とすだけでなく、ブレーキの効きもよくなるのでおすすめです。

洗車方法と手順⑤ゆすぐ

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水道とホースが使える環境であれば、自転車全体にホースで水をかけて洗剤を洗落とします。高圧の水や勢いよく水をかけるのは、ベアリングやBBなどに水が入るのでNG、やさしくゆっくり洗い流しましょう。水道が使えない環境では、バケツにきれいな水をいれてスポンジで洗剤分を洗い流します。

洗車方法と手順⑥乾燥させる

すすぎで洗剤分が洗い流せたなら、乾拭きしたのち乾燥させます。ボルトなどの金属部分がサビやすくなるので、しっかりと拭いて水分を残さないように乾燥させましょう。このとき、車体をひっくり返して車輪を上にしておくと、BBなどに侵入した水が出やすくなります。

ワックス掛けをするなら、乾燥した後のタイミングがおすすめです。ワックスは見た目がよくなるだけでなく、フレームに汚れがつきにくくなる、紫外線によるフレームの劣化防止といったメリットもあります。

洗車方法と手順⑦注油する

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乾燥が済めば、チェーン注油を行います。洗車の最初にチェーン洗浄を行っていますし、チェーン洗浄をしていなくても洗車でオイルが落ちていますから、そのまま放っておくとサビがでてしまいます。最後に注油まで行って、洗車は完了と心得ましょう。

ケミカルでより簡単に洗車

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「フォーミングマルチクリーナー」はおすすめ

寒い冬で水を使いたくない、水洗いできる環境にない、もっと楽で簡単に洗車したい、そんな人におすすめなのが、ケミカルを使った洗車方法です。洗車用ケミカルアイテムにはいろいろありますが、楽に簡単に使えると評判なのがワコーズの「フォーミングマルチクリーナー」です。水を使いませんから、部屋の中でも「洗車」ができてしまいます。

泡を拭き取るだけ

使い方は、きれいにしたい部分に吹きかけて布で拭き取るだけです。クリーナーを吹きかけるとケミカルが泡状になってでてきますが、その泡が消えたタイミングで布で拭けば汚れが取れます。

使う場所を選ばない

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ワコーズのフォーミングマルチクリーナーは、ノンシリコンで攻撃性の低い成分でできているので、使う場所を選ばないのもメリットです。一般的な洗車用ケミカルは使用する部分によって使い分けをしなければなりませんが、これはその必要はありません。

使用上の注意点

フレームはもちろん、タイヤやブレーキ、リム、ハブ、さらにはブラケットやバーテープ、サドルにも使用できます。ただし、チェーンやスプロケットなどがんこなオイル汚れの除去には適していません。また、フレームの多少の砂や土汚れは問題ありませんが、大量に付着している場合は拭き取りの際に傷をつける恐れがあるので、あらかじめある程度は取り去っておきましょう。

汚れたなら洗車をしよう

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ロードバイクの洗車に決まった頻度などありませんから、汚れたなと思ったならどんどん洗車しましょう。特に雨や未舗装路走行の後などは、泥や汚れがつきやすいうえ、それらが残ったままにしておくと汚れがこびりついて取りにくくなりってしまいます。また、洗車することでサビや傷などのダメージの発見にもつながります。洗車でいつまでも愛車をいたわってくださいね。

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S.ジャイアン
ライター

S.ジャイアン

週1ペースでライド、ポタリングに出掛けています。記事を通して多くの方と自転車の楽しみを共有できればと思っています。

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